葬儀にかかる費用はどれくらい?安価に抑えるテクニックについても解説!

公開日:2022/09/15   最終更新日:2022/09/21

葬儀にかかる費用はどれくらい?

家族が亡くなった際に執り行う葬儀にはどれくらいの費用がかかるのか気になるものです。決して安くはない葬儀費用ですが、知識さえあれば高額な費用を抑えることができるかもしれません。この記事では、葬儀にかかる費用をできるだけ安価に抑えるテクニックやポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

葬儀を行う際にかかる費用の内訳

葬儀にかかる費用は執り行う葬儀の形式によっても変わります。家族葬や一般葬など多様な形式がありますが、比較的どんな形式の葬儀にも共通している内訳はおもに次の三つです。

葬儀一式費用

葬儀一式費用とは具体的に葬儀用具、納棺用品、霊柩車などの通夜、葬儀、告別式などのお葬式の流れで発生するものにかかる費用のことです。

会場の使用料金やサービス料も含まれていることが多く、この葬儀一式費用が全体の葬儀費用の約6割を占めています。葬儀一式費用にかかる料金は、全国平均で約86万円程度です。

飲食接待費

飲食接待とは、参列者に提供する料理や御香典に対する返礼品にかかる費用です。人数が多くなればなるほど費用もかかり、遠方からの参列者の宿泊代も飲食接待費に含まれます。一般的な葬儀にかかる飲食接待費の全国平均は約16万円程度です。

寺院費用

寺院費用はおもに故人を供養してくれた僧侶に対するお布施と呼ばれる謝礼や御車代などが含まれます。お寺の方への心づけ等も含まれますが、お布施や心付けはあくまで気持ちなので、お渡しする金額は人それぞれです。

故人をしっかり送り出したいからと高額なお布施を包む人もいれば金銭的な事情で少額しか包めない人もいます。相場はあくまで目安ですが、25万円前後になることが多いようです。

葬儀費用が高額になってしまった際に考えられる原因

葬儀費用が思っていた以上に高額になってしまった際の原因は一体何なのでしょうか。実際に提示された金額の高さに驚いたという人は多いようです。

原因はいくつか考えられますが、一般的に多くみられるのは病院から勧められるままに葬儀を決めてしまったというケースです。ほとんどの方が病院で亡くなることが多いため、病院で勧められた葬儀屋に任せて葬儀を執り行うことは珍しくありません。

手続きも楽なのでそのまま決めてしまう人が多いようですが、病院からの紹介だと、葬儀費用に紹介料が上乗せされているので高額になります。そのため、なるべく自分で葬儀屋に直接相談をした方が、費用は安く済むでしょう。

自分で依頼をした際にも、葬儀プランの確認を曖昧にして無駄なオプションがついたり、必要以上にお坊さんを呼んでしまっている場合も費用が高くなる原因です。打ち合わせでしっかり確認するように気をつけましょう。

葬儀費用をできるだけ安価に抑えるためには?

葬儀にかかる費用は、できる限り最小限に抑えたいものです。そのためには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。高額な葬儀費用をできるだけ安価に抑えるポイントをご紹介します。

葬儀プランを安いものにする

単純に葬儀費用は、プランが安価なものを選ぶことによって費用を抑えることができます。

故人のために豪華な葬儀をと考える人もいますが、費用を抑えたい場合は必要なものだけを選ぶ必要があります。プランに含まれていないオプションについてもしっかり確認しましょう。

葬儀の形式を検討する

葬儀の形式にとくにこだわりがなければ、形式自体を検討するのも節約のポイントです。家族や親しい人のみで行う家族葬や通夜法要なしの一日葬など、さまざまな形式から選択できます。

一般的には通夜と告別式を2日にわたって執り行う一般葬が最も高額で、身内だけで火葬のみを行う火葬式が最も費用が安いといわれています。

無宗教葬・自由葬にする

一般的な葬儀内容にこだわらず、故人の好きだった音楽をかけたり手作りのビデオを会場に流すなど自由度が高い自由葬にすると費用が安く済むでしょう。無宗教なので僧侶を呼ぶ必要がなく、寺院費用を格段に抑えることができます。

しかし、僧侶を呼んできちんと葬儀をしたいという遺族もいるかもしれないので、事前に家族に相談した方がいいかもしれません。

公営斎場で葬儀を執り行う

市町村で運営している公営斎場があれば、利用することでかなり費用を抑えることができます。

安いところでは10万円程度から利用可能で、自由度も高いのが特徴です。

民間で運営しているものより数が少ないため、希望の日程で予約が取りづらいというデメリットもありますが、火葬場が一緒になっていることがほとんどのため、移動が少なく済むというメリットもあります。近くにどのような斎場があるか、お住まいの自治体に確認してみましょう。

まとめ

高額になりがちな葬儀費用ですが、お金をかければかけるほど良いというものではありません。故人の希望も含め、理想の葬儀を執り行うためにはしっかりと時間をかけて準備することが大切です。

突然の不幸で訪れる葬儀にどうしたらいいか不安にならないためにも生前に家族とよく話し合っておきましょう。

費用に関して不安を感じる人も多いようですが、工夫次第で高額な葬儀費用を安価に抑えることは可能です。しっかり準備をして、故人や家族にとっても理想の葬儀を実現させましょう。

おすすめ関連記事

SEARCH

READ MORE

喪服にベストを合わせるのはマナー違反? お葬式やお通夜、法事などに参加する際は喪服を着用しますが、普段着用する場面が少ないことから、ベストを合わせてもいいのか分からない方が多いでしょう。ベス

続きを読む

葬儀を行う際には、六曜の1つである友引を避けた方がよいとよくいわれます。しかし、なぜ友引に葬儀をしてはいけないのかご存じですか。友引の葬儀はなぜ駄目なのか、そして葬儀の日程をスムーズに決める

続きを読む

自分の葬儀をどういった形式であげてほしいか、葬儀の形式をどう選択していくことが最善で、後悔のない葬儀を行えるのか…そういったことはとても悩ましい点です。その一方で、自分が遺族としてどんな葬儀

続きを読む

葬儀はお葬式だけでなく、亡くなる方が危篤となった段階からはじまっています。実際に葬儀を行う際、休む間もなく次々と訪れる“やるべきこと”の多さに圧倒される方もいるでしょう。今回は、葬儀に関する

続きを読む

葬儀の目的は「生前お世話になった故人を遺族や参列者がお見送りする」ことです。遺族としては、何事もなくスムーズに葬儀を進行していきたいものです。しかし、意外にも葬儀会社とのトラブルは少なくあり

続きを読む

葬儀を執り行う際、​​故人の友人や会社の関係者の方に案内状を送らなければなりません。案内状の種類はいくつかあり、送るべきタイミングもそれぞれで異なります。案内状にはどんな種類があり、何に気を

続きを読む

葬式やお通夜、告別式などに参加した後には食事が出されるのが日本の文化のひとつになっています。そんな葬式後の食事やお供えするごはん、マナーなどについて紹介していきます。 葬式後の食事について

続きを読む

冠婚葬祭のひとつである葬儀やお通夜ですが、鞄はどのようなものを持参すべきなのでしょうか。今回は、葬式やお通夜に持参すべき鞄や小物について紹介していきます。 マナーを守った喪服に合うバッグの選

続きを読む

家族が亡くなった際に執り行う葬儀にはどれくらいの費用がかかるのか気になるものです。決して安くはない葬儀費用ですが、知識さえあれば高額な費用を抑えることができるかもしれません。この記事では、葬

続きを読む

日野市に住民票がある方が亡くなった場合、その葬儀に際しては補助金を受けとれる可能性があります。突然必要になった場合はとくにですが、葬儀費用は家族の負担になってしまいます。補助金などの存在を知

続きを読む