葬儀社との間で起こりがちなトラブルとは?回避方法を事前に知っておこう!

公開日:2022/11/15   最終更新日:2022/10/12

葬儀の目的は「生前お世話になった故人を遺族や参列者がお見送りする」ことです。遺族としては、何事もなくスムーズに葬儀を進行していきたいものです。しかし、意外にも葬儀会社とのトラブルは少なくありません。今回は、葬儀に関連したトラブルについて紹介し、対処方法なども紹介していきます。詳しく見ていきましょう。

葬儀社との間で起こりがちなトラブル

葬儀会社との間で起こりがちなトラブルは何なのでしょうか?ここでは、トラブルが多発しやすい件について紹介していきます。

料金トラブル

料金のトラブルは比較的多いです。葬儀社と契約をする前には、サービス内容の説明が行われ、見積書が渡されます。契約者と葬儀社と相談を行い、双方が金額やサービスに了承したうえで契約を結びます。

しかし、費用の支払いの時に見積額よりも請求額が上回るケースがあります。葬儀にかかる費用は高額のため、見積もり額よりも高額な料金を請求されると不安を感じるでしょう。

契約と異なるサービス

契約と異なるサービスは決してあってはならないのですが、時々ある事例です。遺族が契約の時に葬儀の内容や棺や花輪の数など、十分に説明を受けて契約しても、葬儀の時は契約時の内容が違ったというケースです。

契約時に十分な説明を受けていたとしても、遺族側は家族を失った直後のため、冷静な判断ができない場合があり、説明を理解できてない可能性もあります。

互助会トラブル

互助会は、加入者が冠婚葬祭行事に備えてお金を積み立てていくサービスのことです。積み立てたお金は、契約額に応じて冠婚葬祭時に利用することができます。いわば、冠婚葬祭に向けて貯金するようなものです。

しかし、実際の葬儀に掛かる費用は積み立ててきた互助会の金額よりも上回るケースが多いです。そのため、遺族は「互助会の積み立て金+残りの費用」を用意する必要があります。

葬儀社とのトラブルを回避するためには?

ここまで、葬儀社とのトラブルになる代表的な部分を紹介してきました。ここからは、トラブルを回避するために必要なことを紹介していきます。

料金トラブルを回避するために

葬儀には色々な場所で費用が発生します。この中で、僧侶に支払う額は葬儀社もよく分からないことが多いため、別で考えた方がいいです。そのほかに必要となる葬儀一式の費用は、葬儀社に見積もりを出してもらった方が良いです。

見積もりも一社のみならず、複数社見積もりを出した方がいいですが、葬儀を執り行うまでの時間は限られているため、実際には複数社の見積もりは厳しいかもしれません。ここで一番大切なのは、遺族の心情をくみ取り、丁寧な説明、費用の見積もりを出してくれる業者を選ぶことです。

契約と異なるサービスを回避するために

遺族側は契約時に葬儀の不明な点や曖昧な事はスルーをせず、きちんと業者の人から説明を受けることが大事です。葬儀前の遺族は突然の訃報で頭の中で整理することが難しい状態ですし、適切な判断をすることができない可能性が大いにあります。

葬儀に関して十分な知識を持っている人が少ないなかで、葬儀の準備をしていかなければなりませんし、そのほかにも親族や知人への連絡、対応などで忙しい状況です。代表者一人で全てを解決するのは難しいため、親族が契約時に同席するなどしてトラブルの防止に努める必要があります。

互助会トラブルを回避するために

互助会で積み立てたお金は葬儀費用の一部を補うものであり、葬儀費用の全額を賄えるものではないと認識した方がいいです。そのため、不足した費用分はこちらが支払いをしなければなりません。この点は最初から念頭に置いておく必要があります。

また、互助会を利用するときに気を付けなければならないのが「解約手数料の有無」です。ケースによりますが、解約手数料が掛かるときもあるため、手数料の有無は事前に確認しておかなければなりません。このほかにも、サービスの内容などは互助会によって異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

万が一、葬儀トラブルが起きた時の対処法

万が一、葬儀社との間でトラブルになった時の対処法について、最後にふれていきたいと思います。

消費生活センターに相談

葬儀に関する内容で、葬儀社との間でトラブルや不満を抱いたときには、消費生活センターに相談をするのも一つの方法です。消費生活センターに相談をすることで、適切な対応を行ってくれます。

まとめ

葬儀に関するトラブルについて、知識はついたでしょうか?葬儀に関しての知識は、もともと少ない人が多く、トラブルになりやすい傾向にあります。

そのため、葬儀社に一任する場合もありますが、その場合は悪徳な業者に依頼をするとトラブルになるケースもあります。いざという時に備えて、事前に準備、家族間で話し合うことで、トラブルを回避できるのではないでしょうか。

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